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トランペット奮闘日記 トランペットのしくみ 音楽りろん講座 所有楽器の間 blog




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2010年10月31日
「シンクロ・・・できたらいいな」の巻
〜メイキング編〜




トランペットを吹いているときのイメージを絵にしてみたい。しかし、そこに立ちはだかる壁、”線”。

漫画絵で大事なことは線の綺麗さ。墨汁でペン入れするよりPC上でペン入れした方が綺麗に描けるのは明確。

しかし、PCで絵を描くとき悩ませられることは線のガタツキ。きれいな線を引けるツールはないかと探していたら"SAI"というソフトが評判がいいと知った。

シェアウェアなのでお金を出してまでの価値のあるソフトかどうか確かめるべく本屋に行ってSAIの関連書をパラパラとめくってみると「えっ本当にこんなことが可能なの?!」とすっ飛んで家に戻り早速試用版をダウンロード。

このソフトは綺麗に線を引くために特化したソフトのよう。手振れを抑える機能とその描いた線をパス感覚で位置や太さを変更できる。

もう感動っす。こんなのあったらいいのになぁを実現しているソフト。今までこんなソフトがあるなんて知らなかった。

フリーでもそういうのがあると思って探してみたらなんと普段愛用しているフリーソフトの”GIMP”の兄弟分に手振れを抑える”G-pen”という機能が付いている”GIMP-For-Painter”というものがあるのを知り試しに乗り換えてみることに。

やはりSAIほどの画期的な修正はできないがこれはあれば助かる機能。

今までやってみたかったのは下書きは紙に書いてペン入れはPCでという手法。これらのソフトを使えば可能にちがいない。よし、やってみよう!

構想はトランペットを持っている少女がもんわりと光に包まれて宙に浮かんでいるようなイメージ。

トランペットはリアルに描写したいので3D制作ソフトのShadeで作ったものを利用することに。
まず、A4のコピー用紙にシャープペンでラフスケッチを描いてスキャナーでSAIに取り込む。

手はトランペットを置いてみないとわからないのであとで細かく描くことに。
そこに我が愛器のトランペットをShadeでモデリングしておいた”XO RV-GB(modoki)”を角度や照明も構想に合うように調節してからアニメ調のトゥーンレンダリングで描き出す。
これをSAIの下絵に置いてみる。
そしてタブレットを使いPC上でペン入れをしていく。
う〜ん、かなり根気が入る作業。しかし、手間をかけるほど完成度は格段に良くなるはず、頑張れ自分!
(^^;)
根気を入れすぎて下絵とは別人になってしまいました(笑)。ここで「イニチカ」という名が浮かび架空のアニメの主人公という設定にすることとなりました。

これをSAIとGIMPで共有できレイヤー階層を保持できるPSD形式で保存しGIMP-For-Painterに渡し色付けをしていく。
GIMPはフリーソフトでありながらあの高級ペイントソフト”Adobe Photshop”にも匹敵するとも言われる多機能ペイントソフト。

しかし、フリーゆえかバグっぽい動作や作業中のフリーズなど不安定なところもけっこうある。でも、直感的な操作性が気に入って愛用しているソフトです。

仕上げにエフェクト加工してロゴを入れ完成。


1159x1500(157KB)

-タイトル-

「ini-T MUSIC SKY」〜トランペット奮闘日記〜番外編
アニメ「トランペット☆少女〜イニチカちゃん奮闘記〜」

第三話「シンクロ・・・できたらいいな」の巻


より


-使用ソフト-

・SAI
・GIMP-For-Painter
・Shade 10.5

-使用タブレット-

WACOM ET-0405A-U


この作品が初めてPC上でペン入れ、そして2Dと3Dを折衷した作品となりました。

なんとかSAIの使用期限内に完成できました。う〜ん、これはやっぱり自分にとってお金を出てもいい価値のあるソフトですね。このソフトがあれば絵を描くモチベーションがあがります。

いつか映像と音楽の融合作品実現のために勉強することだらけです。どちらもコツコツ頑張っていこうと思います。








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