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問題なく楽譜を見ながら演奏ができる人でも移調となると苦戦される人も多いと思います。
移調とは音の並びの間隔を保ったまま平行移動して他の調に移すことです。簡単に言うとその調の”ドレミファソラシド”を移動先の調の”ドレミファソラシド”に移す作業です。
移調する上でまず重要なことは移調した先が何調かを知ることです。それさえすぐ判れば作業はかなり楽になります。ここではその移調先の調号を簡単に導き出す方法を紹介したいと思います。
調号の増え方には法則性があります。その法則性を見方を変えて利用することで面白いぐらいに転調先の調号を導き出すことができるようになります。
調号というものはその法則性から足し算、引き算のように扱えます。さらに鍵盤を思い浮かべ視覚的イメージを取り入れることでものすごく理解しやすくなります。
その視覚的イメージがなんとなく”すごろく”に似ているということと、”調号を算術のように扱える”ということから勝手に名づけてみました。
その名も、”すごろく的算術式移調法”。
さて、いきなり問題です。 |
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