金管楽器で音をだす際は、マウスピースといわれる吹き口に唇をあて、唇をブーと振動させるとその管の持つ固有振動音に共鳴して大きな音が鳴せる、という仕組みとなっています。
共鳴を誘うわけですから、ただ闇雲にブーとやればよいわけではなく、その管の長さが持つ固有振動音の音をイメージして吹くことが大事だと思います。
ピストンを押すと管がバイパス(迂回)されて息の通り道の長さが変わるような構造になっています。
そのピストンを押す組み合わせ方は3本のピストンバルブに対してそれぞれ「押さない状態」と「押した状態」の2通りがあるので、
2 x 2 x 2 = 8通り
あることになります。
しかし、実際の基音(その管の長さで鳴らせる一番低い音)の変化は
7通りとなっています。そのことについては後述したいと思います。
|